心について。 自分

わかってもらいたいあなたの気持ち。

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分かり合えないのは何故?

あなたは、周りの人に理解してもらえないと思ったことはありますか?
自分の考え方や気持ちを伝えても、なかなかわかってもらえず、苦しんだことはありますか?

理解してもらえないと思ったとき、イライラしたり悲しくなったりしますか?

そんなとき、どう対処すればいいのでしょうか?

いろいろな書籍などを読んでいると”理解してもらえないものとして諦める”ことや”相手の立場になって考えてみる”ことなどが挙げられています。
しかし、そんなことを簡単にできれば苦労はしませんよね?

嫌でも人に期待してしまうし、自分なりに相手の立場になって考え、伝え方を工夫している人もいるでしょう。
それでも何度も期待と失敗を繰り返し「また伝わらなかった……。」と苦しくなる日々。

私もずっと「どうして理解してもらえないのか」悩んでいました。
自分は間違ったことを主張しているのだろうか?と。

しかし、ある時から”根本的に悩みの種”が違うことに気づきました。

わかってもらう前に理解すべきこと

”わかってもえないものとして諦める”ことも”相手の立場になって考える”ことも、とても大事なことです。
時には諦めが必要だし、相手の価値観を想像することはコミュニケーションをはかる上でとても重要です。
しかし、それは表面的な問題の解決策でしかありません。
根本的な問題を把握していなければ、表面だけ変えても苦しいままなのです。

ではどうすればいいのか?

まず、あなたの根本的な気持ちに気づきましょう。

あなたは、自分が正しいと思っている。

当然ですよね。
そうでなければイライラしたり、悲しい気持ちになったりしません。
自分が正しいと思っているから、どうして理解されないのか苦しんでいる。

このことを意識している人は少ないですよね。

例えば、ご飯を食べ終えて、食器を片付けてくれない旦那さんに「せめて食器をキッチンに持っていくくらいしてほしい。」とお願いしても、全く実行に移してもらえないとしましょう。

根本的なあなたの思考は『自分の使ったものを自分で片付けるのは当然だ=正しいこと』ではありませんか?

また「(洗わなくていいから)せめて食器をキッチンに持っていくくらいしてほしい」というのは、”相手の立場になって考えた”結果の発言かもしれませんね。

しかし、旦那さんはキッチンに持っていくことすらしてくれない。
つまり表面的には、あなたの気持ちは理解してもらえていないし、あなたは相手の立場になって考えられていないということになります。

私が奥さんの立場であれば、イライラして仕方ないでしょう。

でも、もし旦那さんにとって”正しいこと”ではなかったとしたら?
例えば、昔ながらの考え方で『家事は女がやるもの=正しいこと』という思考の持ち主だったら、あなたの”正しさ”と旦那さんの”正しさ”に食い違いがあることになります。

お互いに正しいと思っていることが違う。
これではいつまでも平行線なのは当然です。
どちらかが諦めることになるか、価値観を確かめ合って妥協点を見つけることになるでしょう。

最終的に諦めざるをえないほど相手が頑固で、どうしようもないときもあるかと思います。
しかし、そこで”ただ諦めるのか”それとも”納得して諦めるのか”では意味合いと気持ちのもちかたが変わってきます。

また、価値観を確かめ合っても、どちらかに不満が残っては、確かめ合った意味がなくなってしまいます。
「あの時こうしようって決めたのに!!」「でもそれは仕方なくそうするしかなかったからだ!本当はやりたくなかった!!」といった喧嘩になりかねません。

そういったすれ違いを生まないためにも、自分の抱いてる根本的な気持ちに気づくことが重要です。

わかってもらいたいと思う気持ち

わかってもらいたいという気持ちは、焦りを生みます。

何故わかってもらえないのか?
自分は間違っているのか?
間違っているならどこがダメなのか教えてほしい。
どうして誰も教えてくれないのか?
それじゃあわからないじゃないか!

と、どんどん自分の殻にこもってしまう結果になりかねません。

そうならないためにも、心に余裕をもつ必要があります。
余裕があれば、他者との価値観のすり合わせも、うまくいく確立が上がります。
感情的な状態では、フェアな結論にはたどり着きにくいものです。
そして最終的に必ず、一方の不満が爆発します。

心の余裕を生むには
まず、あなたは『自分が正しいと思ってる』ことを意識し
次に正しいことは強いことだということを認識してください。

どんな正しさであれ『正しい=武器』なんです。

どういうこと?と思う方もいるかもしれませんね。

具体的な例を出しましょう。

私は、約束を破るのも破られるのも大嫌いなんです。
幼い頃から、遊びの約束をすっぽかされると、頭を壁に打ち付けるほど荒れました(異常ですね……)。
それほど約束を破られるのが嫌だったんです。

一方で私の姉は平気で遅刻をするし、約束は忘れるしで、私とま反対でした。

しかし仲は良く、今でも二人で買い物にいきます。

そんな姉に、私が友人に約束を破られたことをグチったことがありました。

「約束を守ることは当たり前なはずなのに、どうしてみんな平気で破るの?私は何か間違っているの?約束が守られないなら、何を信じたらいいかわからないよ」

それに対して姉は言いました。

まちゅりは正しいよ。正しくて強い。でも、みんながみんなその正しさを守れるとは限らないんだよ。まちゅりは当然のように約束を守れるけど、他の人はそんなにきっちり生きられないんだ。」

私は姉の言葉にハッとさせられました。

私が守れる正しさを実行できるほど、他者の器(余裕)は大きくないことを知りました。

もしかしたら、他者は私の考えを十分に理解はしているけれど、行動に移せないだけなんじゃないか?と気づかされたんです。

『正しいことを実行できる私』は、その面においては他者よりも強いのかもしれない。

私の得意分野がたまたま『約束を守るという正しさ』だったのかもしれない。

理系が得意、文系が得意、運動、音楽、芸術が得意。
勉強にそれぞれ得意分野があるように、性格にも得て不得手がある。

そう認識してから、気持ちが楽になりました。

心に余裕が生まれました。

そもそも『理解してもらえない』のではなく
『理解されていたとしても、みんながみんな行動に移せるわけじゃない』というのを、知らなければならないのです。

『理解してもらえない』と感じることはとても悲しいことです。

だから『理解してもらえない』と考えるのではなく
『相手は不得意なんだ』と考えてみましょう。

相手の不得意は自分がカバーし、私の不得意は相手にカバーしてもらおう
と考えてみてはいかがでしょうか?

その後”自分が一方的に消耗してる”と思えば諦めたり、より深く”相手の立場になって考える”ことをしてみるのはいかがでしょうか?

自分をわかってあげられてる?

『正しいことは強いこと』だと理解しても、気持ちが楽にならない場合があります。

何故なら、『正しいこと』を『実行し続ける』のは苦しいからです。

あなた自身が、正しさを守るあまり、苦しくなってはいませんか?

人は、自分自身を苦しめないために
あえて『得意』を『不得意』にします。

真面目に生きている人ほど、自分の『得意な正しさ』を必死に守ろうとする。

私の例で言えば『約束を守る』というのが、私自身を苦しめています。

私自身が約束を破れば、私自身を許せず、怒りを感じます。

その「許せない」という気持ちが積もれば、自己嫌悪におちいり、自信がなくなります。

「どうしてこんなこともできないんだ。」と自分を責め始めます。

また「どうして自分は守っているのに(守ろうとしているのに)どうしてみんなは守らないの?」と他人を責め始めます。

相手が弱者だと知りながら、心のなかに黒い感情がたまっていきます。

そういった感情がたまったら『そこがあなたの弱さ』だと気づいてください。

約束を守ることができない、自分自身や他人を責めるようになったら
『責めているあなた』が、あなたの弱さだ。

責めていても何も問題は解決しないことは、きっとわかりますよね?

「自分はやっているのに他の人はやらない」というのも、自分で勝手に決めたルール(自分で約束は守らなければいけないものだと考えていること)なのに、他者の行動に文句を言う。

「自分は本当はしたくないのに」という気持ちが隠れていませんか?

あなたは、そういうあなたの強さと弱さを知っておかなければいけない。

強さを知ることはあなたに信念を与えてくれます。前に進む力を与えてくれます。

弱さを知ることは、いろいろなことを許せるようになることです。

「弱いことになんの価値があるの?」
「弱さを知っていると色々なことを許せるようになる。」
「間違っている人を許す必要はないよ。」
「人じゃない、君のことだ。自分を許すために、人は優しくなるんだよ。」

一度、あなたの思う正しさとま反対のことをしてみてください。

1度でも正しさを曲げるのは苦痛かもしれない。

でも、反対の世界を知らなければ
あなたは『反対側の世界から見たあなた』を知ることはできません。

たくさんの自分を知っておかないと
あなたは狭い世界のなかで、知らぬ間に自分を苦しめてしまいます。

ま反対の正しさを実行してみて
そこが居心地が良いと感じたら
あなたは、どこかで覚えた『正しさ』を実行できてしまった、器用な人だったということになります。

本当は不得意なほうなのに、行動に移すことができていた。

そんな自分をめいっぱい褒めてあげてください。

あなたの思う正しさと、違うことをしてみて
もしも、変わらず居心地が悪かったら
あなたの正しさを貫いてください。

それがあなたの本当に得意なことです。
誇ってください。

正しさは人によって違うから、衝突することもあるけれど
考え方や視点を変えるだけで
気持ちがスッと軽くなるものです。

いろいろな考え方をしてみることが
自分が素直に生きられる、唯一の方法かもしれませんね。

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